私どもAIC税理士法人では、2015年より、クラウド型会計ソフトである、freee、マネーフォワードを導入し、これらの会計ソフトを使用して、お客様に対する情報提供や各種相談サービスを行っています。
クラウド会計ソフトの利点としては、次のようなものがあります。
銀行取引、クレジットカード取引、アマゾンや楽天などのインターネットサイトでの取引を自動で取込み、同じようなパターンの取引については、取引パターンをデータベースに学習させて、仕訳入力まで自動で行うことができます。これらの取引が多い利用者にとっては、仕訳入力の手間を大幅に削減することが可能となります。
これまでのインストール型ソフトでは、ユーザーのパソコンにプログラムをインストールする必要がありましたが、クラウド型会計ソフトにおいては、プログラムのインストールは不要で、インターネットにつながる環境とIE,Chrome、FireFoxなどのブラウザがあれば、どこでも経理データを見たり、入力などすることができます。(セキュリティの問題はありますが、)ネットカフェのパソコンからでも自社の会計データにアクセスすることができます。
また、会計、税務の法律や規則が変更になった場合には、インストール型の従来の会計ソフトではバージョンアップ画筆余殃でしたが、クラウド型会計ソフトでは、常にメーカー側で改良が加えられており、利用者側で、バージョンアップのための特別な処理は必要ありません。
会計事務所にとっては、お客様である利用者とリアルタイムで情報共有できるため、お客様のデータをいつでも確認することができます。
また、遠方のお客様で訪問による面談相談が難しいケースであっても、電話やスカイプを利用し、同時に同じ画面を見ながら相談を受けるといったことも簡単に行うことができるため、お客様にとっても、会計事務所にとっても移動時間を少なくしてその分顧問料を低く抑えることができるようになりました。
いろいろと便利であることはわかりましたが、会計ソフトの歴史としてはまだ浅いため、使いづらい部分もあります。
たとえば、勘定科目の設定に関して融通が利かない部分があり、入力や出力のスピードが、弥生会計などのインストール型ソフトに比べて遅いなどです。
専門家がこんなことを言うのはどうかと思われるかもしれませんが、会計数値は、アバウトでわかればよい。といった大まかな思想で使用すれば、ストレスなく便利に使用できます。
クラウドソフトでは細かな管理ができないわけではないのですが、特にインストール型ソフトから乗り換えをされる場合には、これまでできていたことができなくなるということも発生しますので、おおらかな気持ちでクラウド会計ソフトと付き合っていただければと思います。
これまで会計ソフトを使用した経験がない方のほうが、かえってスムーズに慣れていただけるかもしれません。
また、クラウド型会計ソフトは、どちらかというと、小規模な法人や個人事業者に向いていると思います。売上高規模で年間売上5千万円ぐらいまでの会社に向いていると思います。
マネーフォワードとfreeeを比較した場合、機能面ではどちらも大差はないのですが、大まかな特徴としては、マネーフォワードはこれまでのインストール型の会計ソフトに近いメニュー構成となっています。
したがって、会計事務所の職員や、これまでインストール型の会計ソフトを使用してこられた利用者にとっては、使いやすいソフトであるといえます。
それに対してfreeeの方は、業務の流れを意識したメニュー構成になっており、簿記会計の知識がなくても操作できるという点に特徴があります。
会計事務所の職員にとっては使いづらい面はありますが、会計を知らないお客様にとっては、もしかしたら使いやすいソフトかもしれません。
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